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少しでも参考になれば幸いです。
今回のテーマは「LTVとCPAから見る適切な広告費」について解説していきます!
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皆様は、今使っている広告費が適切な数値かどうか把握をしておりますでしょうか?
歯科医院の広告費は売上の3〜5%程度と言われております。
保険主体と自費主体の診療では、かける広告費は大きく異なりますが、今回は適切な広告費設定を行うために役立つ「LTV」について解説します。
LTV
LTVとは「Life Time Value(ライフタイムバリュー)」の頭文字をとった略称で、日本語では「生涯顧客価値」と言います。
「1人の患者さんが医院にもたらす売上(利益)の合計」と考えると分かりやすいです。
顧客「生涯」価値と呼ばれていますが、実際には「生涯」ではなく、6カ月~1年程度の期間で区切り計算することが多いです。
LTVの計算式
LTVの算出方法は複数ありますが、歯科の場合は下記を用いるとわかりやすいです。
LTV = 平均医療費単価× (一定期間の)平均来院回数
例えば
1人の患者さんの
平均医療費:5,000円、年間に6回来院したとすると売上ベースの
年間LTVは、30,000円(5,000円 x 6)です。
1年間で1人の患者さんが、30,000円の売上をもたらしてくれるというのがわかります。
LTVが算出できたらCPAを計算します
CPAとは「Cost Per Acquisition」または「Cost Per Action」の略称で、日本語では「顧客獲得単価」といいます。
「1人の患者が来院するのに費やしたコスト」を意味する指標であり、集患に投じた金額に対して来院した患者数で割って算出します。
CPAを求める計算式は以下の通りです。
CPA=広告宣伝費÷来院した患者数
WEB宣伝費(リスティング・SEOなど)に月10万円かけて、ネット経由の新患が20名の場合はCPA(顧客獲得単価)は5,000円となります。
一見すると1名の来院に5,000円もかかったと思ってしまいますが、先程、算出した年間LTVを考慮すると、5,000円の広告費で30,000円の年間売上を作れるという見方もできます。
これが自費診療などになると、単価もグッと上がるのでLTVも上昇します。
このように、CPA(顧客獲得単価)だけに目を向けるのではなく、事前に対象となる患者様のLTVを把握しておくことで適切な広告宣伝費をかけることができます!
皆様も一度、
- かけた広告費で何人の来院につながったか?(CPA)
- その広告経由で来院された患者様が平均でどれくらいの売上貢献につながったか?(LTV)
を直近1年間で出して見ることをおすすめします!
本日も最後まで呼んで頂きありがとうございました。